地震対策にも!扉付き突っ張り本棚の選び方

地震対策にも!扉付き突っ張り本棚の選び方

こんにちは!本棚ブロガーの[愛原かのん]です。

突然ですが、お部屋の収納、足りていますか?増え続ける本や小物、見せたくない生活感のあるアイテム…。そして、忘れてはならないのが「地震への備え」です。

日本は地震が多い国。大きな揺れで家具が転倒するリスクは、常に考えておきたいですよね。特に背の高い本棚は、たくさんの本を収納できる反面、地震の際には凶器になりかねません。

「でも、収納は増やしたいし、部屋はスッキリ見せたい…」

そんな悩みを一挙に解決してくれるのが、今回ご紹介する**「扉付き突っ張り本棚」**なんです!

この記事では、扉付き突っ張り本棚がなぜおすすめなのか、そのメリットと、購入する際の選び方のポイントを詳しく解説していきます。安全で快適な、理想の収納スペース作りの参考にしてくださいね。

目次

なぜ「突っ張り」が地震対策になるの?

まず、突っ張り本棚の最大の特徴である「突っ張り」機能についてです。

一般的な置き家具タイプの背の高い本棚は、地震の揺れによって前方に倒れてくる危険性があります。壁に固定する方法もありますが、賃貸住宅では難しかったり、壁に穴を開けるのに抵抗があったりしますよね。

その点、突っ張り本棚は、本棚本体の上部に「上置き」と呼ばれる収納部分があり、その上部から天井に向かって突っ張り棒(アジャスター)を伸ばして固定する仕組みになっています。

【突っ張りのメリット】

  1. 転倒防止効果: 天井と床(本棚本体)でしっかりと家具を支えるため、前後左右への揺れに対して踏ん張りが効き、転倒リスクを大幅に軽減します。「面」で支えるタイプが多く、一般的な突っ張り棒よりも安定感が高いのが特徴です。
  2. 壁を傷つけにくい: 基本的に壁にネジ穴などを開ける必要がないため、賃貸住宅でも設置しやすいのが嬉しいポイントです。(※設置面の強度や材質によっては、当て板などが必要な場合もあります)
  3. 天井までの空間を有効活用: 後述しますが、デッドスペースになりがちな天井までの空間を、そのまま収納スペースとして活用できます。

この「突っ張り」機能があるだけで、大切な本や家族を、万が一の地震から守るための大きな一歩となるのです。

「扉付き」で実現する、壁面スッキリ収納

次に、「扉付き」であることのメリットを見ていきましょう。

オープンタイプの棚もおしゃれですが、収納するものによっては、どうしても雑多な印象になりがちです。

  • 背表紙の色やデザインがバラバラな本
  • ファイルボックスや書類ケース
  • 見せたくない日用品や小物類

扉付きの本棚なら、これらのものをサッと扉の後ろに隠すことができます。

【扉付きのメリット】

  1. 生活感を隠してスッキリ: 扉を閉めれば、中身が見えなくなり、壁面全体がフラットで整然とした印象になります。急な来客時にも慌てずに済みますね。
  2. ホコリ防止: 大切な本やコレクションをホコリから守ってくれます。掃除の手間も軽減されます。
  3. 日焼け防止: 本の背表紙などが日焼けで色褪せるのを防ぐ効果も期待できます。
  4. 統一感のあるインテリア: 扉のデザインや色をインテリアに合わせることで、まるで造り付けの収納家具のような、統一感のあるおしゃれな空間を演出できます。

特に、**天井までの突っ張り本棚が扉付きになることで、その壁一面が巨大な「隠す収納庫」**に変わります。収納力は抜群なのに、見た目は驚くほどスッキリ。まさに、収納力とデザイン性を両立したい方にぴったりの選択肢と言えるでしょう。

「扉付き突っ張り本棚」選び方の重要ポイント

さて、メリットたくさんの扉付き突っ張り本棚ですが、購入する際にはいくつか注意したいポイントがあります。失敗しないための選び方を見ていきましょう。

1. 設置場所の「天井高」を正確に測る!

  • 最重要ポイントです! 突っ張りタイプは、設置可能な天井高が決まっています。購入前に、設置したい場所の天井高をメジャーで正確に測りましょう。
  • 床から天井までの高さを、設置場所の左右、手前、奥など、複数箇所で測るのがおすすめです。天井や床がわずかに傾斜している場合があるためです。
  • 商品の対応天井高の範囲内に、測定した高さが収まっているかしっかり確認しましょう。範囲外だと、突っ張れなかったり、逆に設置できなかったりします。

2. サイズ(幅・奥行き)を確認する

  • 天井高だけでなく、設置スペースに収まる幅か、置きたいものが収納できる奥行きがあるかもしっかり確認します。
  • 特に扉付きの場合、扉を開閉するためのスペースも考慮に入れましょう。開き戸タイプは手前にスペースが必要です。引き戸タイプやフラップ扉タイプなら、省スペースで済みます。
  • 収納したいもののサイズ(本の判型、ファイルボックスの大きさなど)に合わせて、棚の奥行きや内寸もチェックすると失敗がありません。

3. 棚の耐荷重と素材

  • 本は意外と重いものです。棚板一枚あたり、どのくらいの重さまで耐えられるか(耐荷重)を確認しましょう。特に辞書や図鑑、画集などをたくさん収納する場合は重要です。
  • 素材によっても強度や価格が変わります。パーティクルボードやMDFが一般的ですが、より頑丈さを求めるなら、棚板の厚みなどもチェックすると良いでしょう。

4. 扉のタイプと使い勝手

  • 開き戸: 一般的で、中のものが一覧しやすいですが、開閉スペースが必要です。
  • 引き戸: 省スペースですが、常にどちらか半分が隠れた状態になります。
  • フラップ扉: 上や下に開くタイプ。デザイン性が高いものも。
  • 自分の使い方や設置スペースに合わせて選びましょう。取っ手のデザインなども、部屋の雰囲気に影響します。

5. 組み立て・設置

  • 大型家具なので、多くは自分で組み立てる必要があります。組み立て説明書が分かりやすいか、必要な工具は何かなどを事前に確認しておくと安心です。
  • 重量があるため、安全のためにも2人以上での作業が推奨されることが多いです。
  • 突っ張り部分の設置は特に重要です。説明書をよく読み、垂直に、かつ適切な強度で突っ張るようにしましょう。緩いと転倒防止効果が薄れますし、締めすぎると天井や床を傷める可能性があります。

6. デザインとカラー

  • お部屋の他の家具や壁紙、床の色と調和するデザイン・カラーを選びましょう。壁面いっぱいに設置することも多いので、圧迫感が出ないように、壁に近い色(ホワイトやナチュラル系)を選ぶのも一つの方法です。

まとめ:安全・スッキリ・大容量を叶える選択肢

いかがでしたか?

「扉付き突っ張り本棚」は、

  • 地震の際の転倒リスクを軽減する「安全性」
  • 天井までの空間を活かす「収納力」
  • 生活感を隠して部屋を整える「デザイン性」

を兼ね備えた、非常に優れた収納家具です。

「本棚が倒れてこないか心配」「収納が足りないけど、部屋は広く見せたい」「ごちゃごちゃ感をなくしたい」…そんなあなたの悩みを、きっと解決してくれるはずです。

購入を検討される際は、ぜひこの記事でご紹介した「選び方のポイント」を参考にして、ご自宅のスペースや収納したいもの、そして何より「安全性」をしっかり確認しながら、最適な一台を見つけてくださいね。

安全で快適な、理想の収納スペースを手に入れて、毎日の暮らしをもっと豊かにしましょう!

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