【薄い本棚】圧迫感なく置ける選び方

【薄い本棚】圧迫感なく置ける選び方 – 部屋を広く、本をスマートに収納するコツ

こんにちは!本と、本のある空間をこよなく愛する本棚ブロガーの[愛原かのん]です。

「本はたくさん読みたいけど、収納場所に困る…」 「本棚を置きたいけど、部屋が狭くなるのは嫌だなぁ」 「おしゃれな本棚が欲しいけど、圧迫感があるのはちょっと…」

そんな風に思ったことはありませんか? 本好きさんなら一度はぶつかる壁かもしれませんね。 従来の奥行きが30cmほどあるしっかりした本棚は、確かに収納力はありますが、スペースを取るのも事実。ワンルームや書斎スペースが限られているお部屋だと、どうしても圧迫感が出てしまいがちです。

でも、諦めないでください! そんな悩みをスマートに解決してくれるのが、今回ご紹介する**「薄い本棚」**なんです。

今日は、この「薄い本棚」の魅力と、あなたのお部屋やライフスタイルにぴったりの一台を見つけるための「選び方」を、本棚ブロガー目線で徹底解説していきます!

目次

そもそも「薄い本棚」ってどんなもの?

文字通り、奥行きが薄い(浅い)本棚のことです。 一般的な本棚の奥行きが30cm前後なのに対し、薄い本棚は奥行きが20cm以下、特に15cm〜18cm程度のものが主流です。中には10cmちょっと、なんていう驚きの薄さのものもあります。

「え、そんなに薄くて大丈夫?」「ちゃんと本が入るの?」と思いますよね。 大丈夫なんです! 実は、この「薄さ」こそが、薄い本棚最大の魅力であり、多くのメリットを生み出しているんですよ。

考えてみてください。

  • 文庫本: 奥行き 約10.5cm
  • コミック(新書判): 奥行き 約11.3cm
  • コミック(B6判): 奥行き 約12.8cm
  • 新書: 奥行き 約10.5cm
  • 単行本(四六判): 奥行き 約12.8cm

これらの一般的な本のサイズに対して、奥行き30cmの本棚だと、棚の奥にかなりのデッドスペースが生まれてしまいますよね。前後2列に収納する方もいますが、奥の本が取り出しにくかったり、タイトルが見えなくなったり…。

薄い本棚なら、これらの本を収納するのに必要十分な奥行きしかありません。だから、無駄なく、効率的に、そして美しく本を収納できるんです。

近年、住宅事情の変化やミニマリズムへの関心の高まりから、この薄い本棚がますます注目されています。

なぜ人気?薄い本棚の嬉しいメリット5選!

では、具体的に薄い本棚にはどんなメリットがあるのでしょうか? 主な魅力を5つに絞ってご紹介します。

  1. 圧倒的な「圧迫感のなさ」!部屋が広く見える! これが最大のメリットと言っても過言ではありません。奥行きが浅いことで、壁際に置いても出っ張りが少なく、空間を広く見せる効果があります。狭いお部屋や、動線を確保したい廊下などにも設置しやすいのが嬉しいポイント。 例えば、幅が90cmしかない玄関スペース。普通の本棚を置くのは難しいですが、奥行き15cm程度の薄型本棚なら、圧迫感なく設置できる可能性があります。お客様を迎える空間に、お気に入りの本や小物を飾るスペースが生まれるなんて、素敵ですよね!
  2. 文庫本・コミック・新書にジャストフィット! 先ほども触れましたが、文庫本やコミック、新書といった比較的小さな判型の本を収納するのに最適です。奥行きがぴったり合うことで、無駄なスペースがなくなり、見た目もスッキリ。まるでその本のために作られたかのようなフィット感は、本好きにはたまりません!
  3. 省スペースで大容量収納も可能! 「薄い=収納力が低い」と思われがちですが、そんなことはありません。高さを活かしたハイタイプの薄型本棚なら、壁一面を使ってかなりの冊数を収納できます。奥行きを取らない分、横幅や高さを最大限に活用できるのが強みです。
  4. デザイン性が高く、おしゃれ! スリムでスタイリッシュなデザインのものが多いのも特徴です。シンプルなオープンラックタイプから、木目調、ホワイト、ブラックなどカラーバリエーションも豊富。インテリアに合わせて選べば、お部屋の雰囲気を損なうことなく、むしろおしゃれなアクセントになってくれます。
  5. アイデア次第で多様な使い方ができる! 本棚としてだけでなく、CDやDVD、雑貨、グリーンなどを飾るディスプレイラックとしても活躍します。奥行きが浅いので、飾ったものがよく見え、ギャラリーのような空間を演出することも可能です。

【ここが重要!】失敗しない「薄い本棚」の選び方6つのポイント

さて、薄い本棚の魅力がわかったところで、いよいよ選び方です。たくさん種類がある中で、自分にぴったりの一台を見つけるための6つのチェックポイントをご紹介します。

ポイント1:収納したい本のサイズに合わせた「奥行き」を選ぶ

  • 文庫本・コミック(新書判)・新書がメイン → 奥行き15cm前後 がおすすめ。ジャストフィットで無駄がありません。
  • コミック(B6判)・単行本(四六判)も収納したい → 奥行き17cm〜20cm程度 あると安心です。少し余裕があると取り出しやすさもアップします。
  • A5判の漫画や雑誌も少し置きたい → 奥行き20cm〜22cm程度 を検討。ただし、薄型でこの奥行きは種類が限られる場合も。メインで収納したいものに合わせて選びましょう。

ポイント2:設置場所を正確に測り、「幅」と「高さ」を決める

  • 幅: 壁の幅、置きたいスペースの幅をメジャーで正確に測りましょう。左右に少し余裕を持たせると設置しやすいです。連結できるタイプを選べば、スペースに合わせて拡張も可能です。
  • 高さ:
    • ロータイプ(腰高程度): 圧迫感が最も少なく、上に物を飾ったりもできます。お子様の本棚にも安心。
    • ミドルタイプ(〜180cm程度): 手が届きやすく、一般的な天井高の部屋にバランス良く収まります。
    • ハイタイプ(天井近くまで): 収納力重視ならコレ!壁面を有効活用できますが、圧迫感が出やすいのと、転倒防止策が必須になります。

ポイント3:収納量と使い勝手を左右する「棚板」をチェック

  • 棚板の数とピッチ: 収納したい本の高さに合わせて棚板の高さを調整できる**「可動棚」**タイプが断然おすすめです。調整できるピッチ(間隔)が細かいほど、無駄なくスペースを使えます。
  • 棚板の耐荷重: 特に本をぎっしり収納する場合、棚板の耐荷重は重要です。安価なものだと棚板がたわんでしまうことも。しっかり確認しましょう。

ポイント4:お部屋の雰囲気に合う「素材」と「デザイン」を選ぶ

  • 素材:
    • 木製(プリント化粧板、天然木突板など): 温かみがあり、どんな部屋にも馴染みやすい定番。
    • スチール製: シャープでモダンな印象。耐久性が高いものも。
  • デザイン:
    • オープンラック: 本が見やすく、取り出しやすい。ディスプレイも楽しめる。ホコリが気になる場合は注意。
    • 扉付き: ホコリや日焼けから本を守れる。見た目もスッキリ。中身が見えないので、圧迫感を軽減する効果も。ガラス扉ならディスプレイも可能。
  • カラー: ホワイトは部屋を広く明るく見せ、ダークブラウンやブラックは落ち着いた印象に。木目調はナチュラルな雰囲気を演出します。

ポイント5:最も重要な「安定性」と「安全性」を確認する

薄い本棚は、その名の通り奥行きが浅いため、転倒には十分な注意が必要です。特に、高さのあるタイプや、地震が多い日本では必須のチェック項目です。

  • 転倒防止金具: L字金具やネジで壁に固定するタイプか、天井と床で突っ張る「突っ張り式」か。設置場所に合った方法で、確実に固定できるものを選びましょう。付属品の有無も確認。
  • 幅木避け加工: 壁にぴったり設置できるよう、本棚の背面に幅木(壁と床の境目にある板)を避けるためのカット(くぼみ)があると、より安定します。
  • 背板の有無: 背板があると、本棚自体の強度が増し、安定感が高まります。

ポイント6:「どこに置くか」を具体的にイメージする

  • リビング: デザイン性の高いものを選んで、見せる収納に。
  • 書斎・ワークスペース: デスク周りに置いて、資料や書籍を整理。
  • 寝室: 就寝前の読書用に、枕元にロータイプを。
  • 廊下: 動線を邪魔しない薄さを活かして、壁面収納に。
  • 玄関: ちょっとしたディスプレイスペース兼収納に。

置く場所が決まれば、必要なサイズやデザインがより明確になります。

薄い本棚、こんな使い方も!活用アイデア

  • 壁一面をマイライブラリーに: 同じシリーズの薄型本棚を連結して壁一面に並べれば、圧巻のライブラリースペースが完成!
  • 廊下をアート&ブックギャラリーに: 奥行きを取らないので、廊下の壁面に設置して、お気に入りの本の表紙や雑貨、アートフレームなどを飾るギャラリースペースに。
  • デスク上の空間活用: デスクの上に置けるコンパクトな薄型ラックなら、作業スペースを確保しつつ、よく使う書類や本を整理できます。
  • コレクションのディスプレイ棚として: フィギュアや模型、集めている雑貨などを飾るのにもぴったり。奥行きが浅いので、一つ一つがよく見えます。

まとめ:薄い本棚で、もっと快適な読書ライフを!

いかがでしたか? 「薄い本棚」は、圧迫感なく省スペースで、文庫本やコミックなどをスマートに収納できる、現代の住宅事情やライフスタイルにマッチした優れたアイテムです。

選び方のポイントは、 「何を収納するか(奥行き)」 「どこに置くか(幅・高さ)」 「どれくらい収納したいか(棚板)」 「どんな雰囲気にしたいか(素材・デザイン)」 そして何より**「安全に使えるか(安定性)」** をしっかりチェックすること。

あなたも「薄い本棚」を上手に取り入れて、限られたスペースでも諦めていた「本のある暮らし」を、もっと快適に、もっとおしゃれに楽しんでみませんか?

ぜひ、この記事を参考に、あなたにとって最高の「薄い本棚」を見つけてくださいね!

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